log osaka web magazine index
おおさかシネマフェスティバル前年祭・プレイベント
原一男監督作品
『またの日の知華』を通して監督と語る会
文化庁優秀映画鑑賞会
夏休み子ども映画祭
映画連続講座 vol.2
映画人 講師一覧

「おおさかシネマフェスティバル 前年祭・プレイベント」
上映作品・監督・講師解説

『細雪

1983年/カラー/140分/配給:東宝 監督:市川崑 原作:谷崎潤一郎 脚本:市川崑、日高真也 撮影:長谷川清 美術:村木忍 出演:岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子、 伊丹十三、石坂浩二、岸部一徳、桂小米朝、江本孟紀
◆谷崎潤一郎のベストセラー小説3度目の映画化で、豪華女優陣を得て巨匠・市川崑が華麗に描いた感動作。大阪・船場の旧家・蒔岡家の三女の縁談を中心に、4人姉妹のそれぞれの1年間の出来事を、四季折々の風物を絡めながら描く。大阪が舞台の文芸大作として特別上映!
『リボルバー』 1988年/カラー/115分/配給:日活 監督:藤田敏八 原作:佐藤正午 脚本:荒井晴彦 撮影:藤沢順一 音楽:原田末秋 出演:沢田研二、村上雅俊、佐倉しおり、柄本明、尾美 としのり、手塚理美、南條玲子、小林克也、山田辰夫
◆佐藤正午原作を荒井晴彦が脚色、藤田敏八監督がフットワーク軽く映画化した傑作。盗まれた一挺の拳銃を通して様々な男女の生きざまを描く。88年度おおさか映画祭ベストワンに輝きながら、映画祭中止で唯一上映されなかった幻の作品。藤田監督は1997年に亡くなっている。
『岸和田少年愚連隊』

1996年/カラー/107分/配給:松竹 監督:井筒和幸 原作:中場利一 脚色:鄭義信、我妻正義 撮影:浜田毅 編集:冨田功 出演:矢部浩之、岡村隆史、大河内奈々子、宮迫博之、 木下ほうか、山城新伍、小林稔侍、山本太郎、秋野暢子
◆中場利一の同名小説をナインティナイン初主演で映画化した井筒和幸監督作品。喧嘩ばかりを繰り返す少年たちを主人公に、大阪・岸和田の個性的な人々の姿をノスタルジックに描いた青春グラフィティ。全篇を70年代の流行歌が彩る。96年度おおさか映画祭ベストテン第5位、ブルーリボン最優秀作品賞受賞。

『恋する女たち』

1986年/カラー/98分/配給:東宝 監督・脚本:大森一樹 原作:氷室冴子 撮影:宝田武久 音楽:かしぶち哲郎 美術:村木与四郎 出演:斉藤由貴、高井麻巳子、相楽ハル子、柳葉敏郎、小林聡美、原田貴和子、中村育二、渡辺祐子
◆金沢を舞台に3人の女子高生が恋に悩み、成長していく姿を描いた青春映画。氷室冴子原作の同名小説を、様々な男女の視線の交錯や、女の子たちの脈打つ身体を軟調の画面に定着させ、脚本も兼ねた大森一樹監督が温かい眼差しと確かなテクニックで描いた傑作。87年度おおさか映画祭ベストテン第1位、文化庁優秀映画賞、日本アカデミー賞優秀監督賞他。

監督:井筒和幸

1952年奈良県大和郡山市生まれ。
映画監督のほか、TV・ラジオのコメンテーターなど幅広く活躍。最新作『パッチギ!』が、2005年1月22日より公開。

 

講師:上倉庸敬
     (かみくらつねゆき)
大阪大学大学院文学研究科教授。芸術及び美に関する思想などを研究。映画にも造詣が深い。
現在、朝日新聞で映画評を連載中。





















TOP > 映画の再発見シリーズ

Copyright (c) log All Rights Reserved.