藤さんは物語を作ろうということで、それぞれ好きなことをして遊んだ。森の奥まで入って行って基地を作ったり、木の実や葉っぱや小枝などを使って、料理を作ったり。ブランコを作って遊んだり。椅子を作ったり。鳥やイノシシクマという空想の生き物を作っていたグループも。まず、大学生スタッフが現地に入り、探索をして、自分達がここで何をしたいかそれぞれが見つけだして、そこから子供のモチベーションづくり、仕掛けを作っていく。最初に何をするかというプログラムは何も決めないんです。その仕掛けに子供がどう反応するかで変わる。仕掛けに反応しない場合もあったり(笑)。
その後も引き続いて、僕もしくはiopのスタッフの川浪さんと大学生のサポートスタッフが現在も毎週水曜日に、藤さんのワークショップに参加していた東須磨小学校へ行って、授業の一環でその体験をもとに図鑑を制作したり、作業を続けてます。実は、キャンプの前にも藤さんと大学生スタッフとで小学校へ行き4時間の授業をしてるんですよ。自然の家の説明をして、イメージトレーニングみたいなことをしました。今年は、小学校の授業の一環として4校が参加したんです。これは神戸市のとびっきりネイチャーといって4年生が1泊2日の自然体験をするといういうプログラムとタイアップして行ったもので、画期的なことでした。
学校のカリキュラムとは違って最初から何も設定されていないので、本当の意味で子供も含めた参加者でストーリーを作っていくという感じですね。参加していた子供たちも帰る時名残惜しそうでしたし。参加していた東須磨小学校の校長先生も大喜び! |
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