log osaka web magazine index
 

チェブラーシカはどこで?

そうこうしてやっているうちに、あたるのはアニメーションだとわかって。ルパンの特集でモンキーパンチさんのトークショーしたり、手塚治虫特集なんかも。そのうち昔観たことがあった『雪の女王』というロシアのアニメーション映画をやろうということになって、日本海映画(!)の方に会いに行った。この作品が60分しかないから、もうちょっと何か付け足したら?ということで色々写真を見せてもらって、その中にチェブラーシカのモノクロのがあって。これ、イイワー、可愛いって何枚か持って帰った。で、上映したら、またすごくカワイらしくって…その時はカワイイで、おさまってたんだけど。
何回か上映したの?

ちょうど、2年目くらいの時に1週間。その次の年にチェコのシュヴァンクマイエルの作品なんかと一緒に特集の中でやった。なかなか評判よくて。

そういえば若手のアニメーション作家の作品を本上映の前に流してたりしてたよね?

そうそう、若い子の作品面白いなあ…って思って。外国のアニメーションも興味あってその頃、京都精華大学の伊奈(新祐)さんのところに通っていて。フランスのアヌシーでやってるアニメーションの映画祭があるから、そこではいろいろ観れるから、とおしえてもらった。
99年の春だったかな、シネマワイズ閉めてなくなるって聞いてから、しばらくたって東京で会った時、アヌシー行くねん!ってあれはいきなりで驚いた。行く直前も、ホンマ何もわかってない様子でこっちも不安になってちょうど行く予定の知人の権藤氏(アニメーション研究家)を紹介したんだよね。で帰った直後に会ったら、もう配給作品その場で決めてきたって…。これや!って、すぐパンフレットみせておしえてもらって。

あの時は何もわかってなくて行ったから、権藤さんだけが頼りで…。たまたまラウル・セルヴェ監督が来てて、そこで上映された『夜の蝶』が気に入ってすぐに話をした。
その時も感心したのだが、まさに恐るべし、行動力!

←back [3/8] next→

HOME