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《伝える》映像について考え、作るワークショップ12月〜開始。
監修
+ Linkage project
リンケージ・プロジェクト実行委員会

※映像作品をご覧いただくには、QuickTime7が必要となります。
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また、お使いの通信環境によっては、ご覧いただくのに時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。


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第2期コネクタワークショップ参加者作品

2006年12月より2007年2月まで開催した、2006年度リンケージ・プロジェクト映像制作ワークショップ参加者による作品をご紹介します。
参加者12名は、3つの映像制作コースから1コースを選択し各コースの中で具体的な作品づくりを、またコースを超えて進捗などを全員で話し合う「トークサロン」と「技術講習」を通して、考え・話しながら映像を制作しました。



↓写真[ワークショップとコネクタトークの風景]


 


 
 
 
【放送ゴールコース】 参加者 4名4組 4作品

□コース概要
テレビ(ケーブルウエスト)で放送中の文化情報発信番組「コネクタテレビ」での放送を目指します。関西の様々な分野でアートや文化の現場に関わる人々の動きや出来事を、企画取材しドキュメント番組を作成します。リンケージ終了後も、コネクタテレビ放送のためにさらに編集が続いています。


□担当講師:久保田テツ(くぼた・てつ)
プロフィール:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任講師。
       主にメディアデザインに関する研究と実践を行う。




 
 
 
↑写真[放送ゴールコースの風景]




[放送ゴールコース 作品]



 
  □乾巧二■作品タイトル:Do you know "playpark"?■制作者:Koji Inui(会下山プレーパーク・PL)Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約28.7MB、13分22秒)
 
■内容紹介:
「プレーパーク」という場所を知っていますか。全国に約200ヶ所ある、子どもが自分の責任で自由に遊ぶことができる遊び場と言われています。でも、実際の姿は・・・?ゆっくりと流れる時の流れを、ぜひ感じてみてください。

■コメント:
製作当初は「プレーパークとは?」、「伝えたいことって?」と少々頭でっかちにもなりましたが、最近になってシンプルに「自分が伝えたいことをそのまま映像にしよう」と思えるようになりました。この作品は今日観ていただいて終わりではありません。今後もゆっくりと手をかけ、大切に作っていきたいと思っています。みなさんの感想、どんどん寄せていただければうれしいです。


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  □梅山晃祐■作品タイトル:「フリーペーパーができるまで」■制作者:梅山晃佑Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約27.5MB、12分31秒)
 
■内容紹介:
自分が友人達と制作中のフリーペーパーができるまでを追いました。3月末〜4月頭の創刊を目指しているので今日の時点ではまだ完結してませんがこんな雰囲気でやってます。グダグダな感じしか感じないかもしれませんが皆真剣ですよ!

■コメント:
自分自身がフリーペーパーの言い出しっぺなので撮影は自分の自由にできる反面、ミーティングや取材でも進行に気を取られるあまり撮影がちゃんとできてなかったりしたのが大変でした。でもどううまく伝えるか、という視点を意識しながら創ることは映像に限らず色んな場面で勉強になりました。

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  □中谷裕子■ 作品タイトル:「日常に於ける超ひも理論」■制作者:中谷裕子Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約33.7MB、15分56秒)
 
■内容紹介:
自分の作品づくりにおける姿勢とアートNPOココルームの取り組みとの共通点を探るインタビュー。タイトルへの質問は御遠慮ください。

■コメント:
視る人に何を伝えたいのかを決心するまでにかなり時間がかかりました。ご自由に撮りたいものをと言われると一番まごつくタイプなので、13分半という決まった尺と、コネクタテレビでの放映(されるかどうかはおいといて)という想定視聴者の条件があった放送ゴールの選択は我ながら正しかったと思います。自分の作品を見ている人にインタビューという主体と客体がごっちゃになったりクロスしたりする状況が本当に気恥ずかしく、意味なく笑ってしまう自分の声を編集段階で何度も聞くのが苦痛でした。


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  □渡邊太■作品タイトル:資本主義とDIY文化——鳥かごマーケットの事例■制作者:渡邊太Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約33MB、15分01秒)
 
■内容紹介:
雑居ビルの一室で毎月開かれている雑貨フリーマーケットを取材し、資本主義経済システムにおける手作り雑貨市の意味を、1990年代以降の反グローバリゼーションの社会運動的文脈に位置づけつつ、生活のなかのミクロ政治学的契機を探り出す。

■コメント:
抽象的な概念とか文脈を映像で表現することがうまくできず、悶々とする日々でした。また、映像ワークショップじたい、DIY文化的な試みであるわけですが、生活と労働が不安定な状況でくじけそうになることもあり、何もかもぎりぎりだなあーと思いました。だからこそやるわけですけれども。非常に貴重な経験ができ、よい機会を有難うございました。

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【伝達コース】参加者 4名3組 3作品

□コース概要
とにかく自分の活動や関心のあるできごとを映像で伝えてみたい、すばらしいネタがある!、プレゼンテーションしてみたいという人のためのコース。放送は目指さなくとも、身近な人に伝えることが目的のコース。

□担当講師:小島剛(こじま・たかし)
プロフィール:音楽家として国内外で演奏活動を行う。
       またNPO アーツアポリア・サウンドプログラムディレクターとして
       様々な企画に関わっている。


 
 
 
↑写真[伝達コースの風景]




[伝達コース  作品]


 
  □国政賢治■作品タイトル:error_message"fortune cookie database"■制作者:国政賢治Quick Timeで観る>>>ここをクリック(6.1MB、2分54秒)
 
■内容紹介:自分の曲のミュージッククリップを作ってみました。

■コメント:
撮影対象を選ぶのに苦労しました。結局撮りやすいもの、何をやっているのか見る人にわかりやすいものを選びました。

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  □龍神悦子■作品タイトル:home project 〜つながりを求めて〜■制作者:龍神悦子(りゅうじんえつこ)Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約14.2MB、10分33秒)
 
■ 内容紹介:
私が昨年2006年の6月ソウルと9月に韓国ヨンイン市を訪れ実施した
アートプロジェクトの紹介。
本年の5月18日(金)〜5月23日(水)に堺市「ギャラリーいろはに」にて
同じプロジェクト実施時のプレゼン用映像として制作。約7分

■コメント:
苦労した点は韓国語の翻訳と字幕をつける作業。翻訳を実際に仕事としている、
韓国語が得意な日本人の方と日本語が得意な韓国人の方に内容を訳して頂くが、
いわゆる、直訳ではなく意訳としてスムーズな日本語にするのが難しかった。
その他、そもそも「言葉」の表現が苦手なので、タイトルやこの映像に出てくる
全ての文章に苦労した。
iMovieの編集作業はつまずきながらも講師の方に助けを得ることが出来たので
ここまで出来たと思う。次回の課題としては、撮影現場での照明や録音に
気をつけようと思う。

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  □上田假奈代/桜井共生■作品タイトル:2006年大晦日 ココルームって、どんなとこ?■制作者:上田假奈代Quick Timeで観る>>>ここをクリック(36.1MB、16分31秒)
 
■内容紹介:
フェスティバルゲートにあるNPO法人ココルームについてのインタビュー集。

■コメント:
時間がなくて、なかなか練り込めなかったこと。でもワークショップの日や上映会という〆切があるために集中して取り組むことができた。参加者のみんなや他の講師と意見交換する場が何回もあり、そこでの対話がとても有効だと思った。

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【表現コース】参加者 5名5組 7作品

□コース概要
既存の形式にとらわれず、自由な発想による「表現」としての映像を制作します。撮影を通して各自が表現したいイメージを模索しそれを形にするための具体的な編集方法について学んでいきます。


□担当講師:岩淵拓郎(いわぶち・たくろう)
プロフィール:美術家・執筆編集者。
        関西を拠点に言葉とその意味をモチーフとした作品を発表。
        同時に雑誌・新聞などでの執筆と編集、パーソナルメディアによる情報発信の
        実験と実践を継続的に行なう。
        04年〜、大阪南森町で住居用マンションを使った
        クリエイティヴワークスペース「208」主宰。



 
 
 
↑写真[表現コースの風景]



[表現コース 作品]


 
  □上田のぞ美■作品タイトル:ココルームのくろちゃん■制作者:クロネチック・エモーションQuick Timeで観る>>>ここをクリック(約19.6MB、9分13秒)
 
■内容紹介:
カフェ&アートスペースのココルームに毎日いる、ネコのくろちゃん。愛らしいくろちゃんの姿と、スタッフや常連のお客さんたちがくろちゃんをかわいがる様子をとおして、ココルームのアットホームな雰囲気を伝えます。

■コメント:
「くろちゃん」がメインなのか、「くろちゃんのいるココルーム」がメインなのかで悩みましたが、折衷して「ココルームにいるくろちゃん」ということにしました。撮影も編集も初めてだったので、どうなることかと思いましたが、先生方が親切丁寧におしえてくれたので何とか完成することができました。


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  □梅山晃祐■作品タイトル:「回」■制作者:肝虫Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約12.3MB、5分39秒)
 
■内容紹介:
別のコースでグルグルとカメラを回して撮った映像が「気持ち悪い」「酔う」とすこぶる不評だったので、これを気持ちよくすることは可能か?ということに無謀にも挑戦してみました。

■コメント:
これまで個人で勝手に映像を作ったことは何回かあったけど、講師の方にちゃんと指導してもらうことで周りからの客観的な視点や、自分自身で自らの作品を見る視点まですごくたくさんの面白い視点をもらい、めちゃくちゃいい勉強になりました。

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  □大藤清佳■作品タイトル: apple (vol.1) ■制作者:大藤清佳Quick Timeで観る>>>ここをクリック(4.3MB、1分59秒) 
 
■内容紹介:
一応、リンゴが移動してきて別の場所にあった口のもとにたどりついて食べられる、っていうイメージなんですが、どうとられるかは見る方におまかせします・・・ 



 
  □大藤清佳■作品タイトル: apple (vol.2) ■制作者:大藤清佳Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約4.3MB、2分)
 
■コメント:
自分がイメージしていることを伝える映像というものを作ることが想像以上に難しいものなのだということがわかりました。試行錯誤の繰り返しでした。今さらですが、一番の間違いは、私がテーマとして何かものすごく女の子ぶった「リンゴ」とかいうものを据えたことかもしれないな、と中盤あたりから思っていたりしました。


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  □村上祐亮■作品タイトル:「GOLD!」■制作者:村上祐亮Quick Timeで観る>>>ここをクリック(約9.1MB、4分19秒)
 


 
  □村上祐亮■作品タイトル:「GOLD!−30sec」■制作者:村上祐亮Quick Timeで観る>>>ここをクリック(1.4MB、41秒)
 


 
  □村上祐亮■作品タイトル:「GOLD!−30sec」■制作者:村上祐亮Quick Timeで観る>>>ここをクリック(1.3MB、38秒)
 
■コメント:
どういったコンセプトでまとめるか悩みました。途中で無意味にカメラアングルを変えたために、それまでのシーンが使えない、ということになってしまいましたが、代わりに架空の長編を想定した予告をつくることができたので、それはそれでよかったかな、と思ってます。むしろ予告編の出来は架空の長編の方が気にいってます。最終的にはやはりドキュメンタリーなので、なるべくノーカットでいこう、と思い、ラスト5分を使うことにしました。全編の予告はその前に作ったものだったのですが、気に入っていたのでボツにしたくない!と思って上記の通り、架空の全編の予告という位置づけにしておきました。苦しまぎれですが…


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以上です。ご感想などがございましたらlinkage@recip.jp(@を小文字に変えてご送付ください)までお聞かせいただけましたら幸いです。

主催: リンケージ・プロジェクト実行委員会 /(財)大阪都市協会
協力: NPO法人[recip]地域文化に関する情報とプロジェクト
助成:(財)地域創造

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