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第2回おおさかシネマフェスティバル開催決定!詳細情報はこちらから!

+ 「映画の再発見シリーズ」
■主催/コミュニティシネマ大阪実行委員会・(財)大阪都市協会


映画連続講座vol.3

大阪現代芸術祭プログラム「映画の再発見シリーズ」
映画連続講座vol.3〜日本映画を関西から〜

 おおさかシネマフェスティバル実行委員会では、[大阪現代芸術祭プログラム 「映画の再発見シリーズ」]としまして[映画連続講座vol.3〜日本映画を関西から〜]を開催しています。
このシリーズは、豊かな映画・映像環境を創造するために全国で始まっている「コミュニティシネマ」活動の動きに合わせ、平成15年度から開催している「映画連続講座」の第3弾となります。映画文化への理解を深め、明日を担う人材の育成を目ざすなど、関西の映像文化の活性化を図ることを目的とし、映画に興味を持つすべての人たちを対象に開講します。
 講師は、映画批評の最前線で縦横に活躍されている蓮實重彦先生、関西を拠点として奮闘されている常連の大森一樹監督、お二人は前回に引き続きの講座となります。大森監督には、映画監督が大学でどのように映画を教えているか実践していただきます。そして、ハードなテーマからソフトな題材まで自在な活躍を展開されている東陽一監督、美術監督の第一人者として長年にわたって活躍されている西岡善信美術監督、そして映画を美学の視点から論じられている上倉庸敬大阪大学教授。この5人のそうそうたる講師陣たちが熱弁をふるわれ、受講者との意見交換も行います。
 映画を志す人はもとより、映画への理解をより深めたい方々のご参加をお待ち申しあげております。


■スケジュール/2005年8月27日(土)〜12月17日(土)全5回
8月27日(土)pm.3:00(他4回は開始pm.2:00です)
「日本映画の百年−成瀬巳喜男を中心に」
講師…蓮實重彦………映画評論家・フランス文学者

9月10日(土)pm.2:00
「映画を見る快楽について」
講師…東陽一………映画監督

9月24日(土)pm.2:00
「悲劇的世界の構築−『東京物語』シナリオとスクリーンのあいだで−」
講師…上倉庸敬………大阪大学教授

11月12日(土)pm.2:00
「私は大学でどんなふうに映画を教えているか」
講師…大森一樹………映画監督・大阪芸術大学教授

12月17日(土)pm.2:00
「美術の仕事の国際性」
講師…西岡善信………美術監督

※スケジュール等々におきまして、やむをえない事由により変更する場合もございます。
あらかじめご了承ください。
■会場/(財)大阪都市協会・会議室
(地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」1番出口上がる、船場センタービル2号館2F)
〒541-0055 大阪市中央区船場中央1-3-2-209
船場センタービル2号館2F
TEL 06(6261)3563  FAX 06(6261)1338
■料金/全5回通し券6000円/1回券1500円(先着順・70名)
■お問い合わせ・予約先/TEL.06(6261)3563
おおさかシネマフェスティバル実行委員会〈(財)大阪都市協会内〉(担当:小林・渡辺)
電話でお申し込みください(当日可)。参加料は受講当日にお支払いいただきます。 
■主催/おおさかシネマフェスティバル実行委員会、大阪市、(財)大阪都市協会
■助成/(財)地域創造

■講師略歴 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
蓮實重彦(はすみしげひこ) 映画評論家・フランス文学者
1936年、東京都生まれ。60年、東京大学文学部仏文科卒業。東京大学教養学部教授を経て97年から01年まで東京大学総長。著作に『反=日本語論』(筑摩書房)、『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』(朝日出版社)、『表層批評宣言』(筑摩書房)、『映画の神話学』(泰流社)、『映像の詩学』(筑摩書房)、『監督 小津安二郎』(筑摩書房、昨年小津安二郎生誕100年を機に新たに加筆された〈増補決定版〉が刊行された)、『映画はいかにして死ぬか』(フィルムアート社)、『映画狂人』シリーズ(河出書房新社)など多数。映画書の新刊は、成瀬巳喜男生誕100年を機に刊行された『リュミエール叢書36〜成瀬巳喜男の世界へ』(山根貞男氏との共編/筑摩書房)。85年から88年まで季刊映画誌『リュミエール』の編集長をつとめた。

東陽一(ひがしよういち) 映画監督
1934年、和歌山県生まれ。58年、早稲田大学文学部英文科卒業。岩波映画製作所に入所。黒木和雄、土本典昭、小川伸介らと出会う。フリーになり、69年、『沖縄列島』でデビュー。『やさしいにっぽん人』で日本映画監督協会新人賞。ATGで撮った青春映画の傑作『サード』(78年)でキネマ旬報監督賞。その後も『もう頬づえはつかない』(79年)、『ラブレター』(81年)『化身』(86年)といった話題作を発表。『橋のない川』(92年)で毎日コンクール監督賞。『絵の中のぼくの村』(96年)で第46回ベルリン国際映画祭銀熊賞、芸術選奨文部大臣賞他。最近の作品は『わたしのグランパ』(03年)『風音』(04年)など。著書に『午後4時の映画の本』(幻燈社)、共著に『映画美術の情念』(美術監督・内藤昭氏との共著/リトル・モア)など。

上倉庸敬(かみくらつねゆき) 大阪大学教授
1949年、横浜市生まれ。73年、京都大学文学部卒業。大阪松蔭女子大学助教授を経て、現在大阪大学大学院文学研究科教授。大学院文学研究科文化表現論講座で美学を担当。美術および美に関する思想に対して、キリスト教が与えた影響を研究テーマとしている。京都映画祭実行委員のほか、朝日新聞に映画評を連載中。
主要論文:『ルネサンスとフランス古典主義の美意識』(『美の変貌−西洋美学史への展望』所収・1988年)、『バラ、そしてジャスミン−フェデリコ・フェリーニ『道』の象徴作用−』(『象徴主義の光と影』所収・1997年)、『デカダンス−ただ生きるがために生きるという生き方について−』(『芸術における近代−美的コンセンサスは得られるか−』所収・1999年)、『日本映画における生と死』(『生と死の文化史 懐徳堂ライブラリー4』所収・2001年)、他多数。

大森一樹(おおもりかずき)映画監督・大阪芸術大学教授
1952年、大阪市生まれ。75年、京都府立医大在学中に撮った16ミリの自主製作映画『暗くなるまで待てない!』が話題を呼ぶ。77年、第3回城戸賞を受賞した『オレンジロード急行』でメジャー監督デビュー。自主映画からスタートし、ミュージカル、恋愛映画、ファンタジーなど幅広い活躍の日本を代表する映画監督の一人である。主な作品に『ヒポクラテスたち』(80年)、『恋する女たち』(86年)、『ゴジラVSビオランテ』(89年)、『わが心の銀河鉄道〜宮沢賢治物語』(96年)など。現在、ポスト・ゴジラの特撮ヒーローもので、東宝のお正月映画『劇場版・超星艦隊セイザ−X〜戦え!星の戦士たち』を製作中。関西での映画製作や新しい才能の発掘・育成に取り組んでいる。

西岡善信(にしおかよしのぶ) 美術監督
1922年、奈良県生まれ。法政大学文学部卒業後、海軍中尉を経て、大映京都撮影所美術部に入社。52年『天保水滸伝』で美術監督としてデビュー。50年代から70年代にかけて衣笠貞之助、伊藤大輔、森一生、川島雄三、増村保造、市川崑などの監督作品の美術を手がけ、大映黄金期を支えた。72年、大映倒産後はフリーとなって映像京都を設立、代表取締役に就任、ATG作品などを含め、映画会社の枠にとらわれず数々の作品で腕を奮った。また、時代劇の灯を消さないため、後進の指導にも熱心に当たっている。日本アカデミー賞最優秀美術賞、毎日コンクール美術賞、日本映画技術賞、文部大臣賞、エミー賞、勲四等旭日章など受賞暦多数。インタビュー本に『映画美術とは何か』(山口猛編、平凡社、2000年)あり。
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おおさかシネマフェスティバル実行委員会
《(財)大阪都市協会内》
(地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」1番出口上がる、船場センタービル2号館2F)
〒541-0055 大阪市中央区船場中央1-3-2-209
船場センタービル2号館2F TEL 06-6261-3563


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