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これから…

学生の頃だったか、なのでずいぶん昔のことになる。
今とは違って、バブリー(!)真只中で
世の中はブランド志向が蔓延し、ちょっと異常なくらいの金満状態だった。
…もちろん、そういうものにほとんど恩恵は受けてないけれど。

将来的にいったい、本当に何したい?って聞かれたりした時、ばく然と
「喫茶店かな〜?お店を持ってみたい。」
と言っていたことがある。
まあ、これは単に何か好きなものを見てもらえる場所があればいいな
という収集癖のあるジブンと就職したくない、という気持ちの
単なる言い分けにすぎなかった。
目標というほど特に強い意志もなく、そのまま過ごしてきたので
今も全くこのコトバは、実現する兆しもないのだけれど
あっちゃんの話を聞くと、かなり尊敬の眼差しになってしまう。
ひとつひとつに思いが溢れていて気持ちがよい。

生活環境もしっかり整えながら
しかも好きなコトに一直線!
念願のジブンのお城=“ハコ”を時間をかけてとことん探し
納得のできる場所にようやくめぐり逢い、つくり上げ
念願かなって、やっとオープンにこぎつけたのだ。

この昨今、カフェ人気もあってか
若者がお店やスペースをもつことがあまり珍しいことでもなくなり
むしろちょっとしたブームにもなっている。
もちろん新しいものもどんどんできるが、またどんどん消えていったりもしている。

決してそうではないんだろうが、気軽な感じも見受けられる。
新しい“ハコ”を持つことは、まず“思い”切り=覚悟が必要だ。
そうして其処に生まれ残っていくのは
“ハコ”が持つこだわりとお客さんの気持ちだろう。
お客さん、色んな出会い、コミュニケーションなくしてはありえない…

“ハコ”から、何かが確かに生まれていく。
人と人とのつながり、だったり…
@バグースでの縁が、此処へとつながった。
そしてまた何かを発していくのか。
当たり前なんだけど、ちょっと不思議な感じだ。

“CHAKRA ”は、これからどんな“ハコ”になっていくんだろう?
次の“バグバン”のライブにも余程のことがない限り、是非また来るだろう。

あっちゃんが言った。
思いを強く持ち続けていれば
願いはかなう、と。

その通りだと思った。

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