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未知の街ー大阪ーへ… “かよん”がおくるとっておきハコ物語。
文・写真
+ かよん
和歌山市出身。約14 年間の東京生活を終え2001年2月に帰郷。大阪・関西圏の土地感があまりない。フリーペーパー“ flows ”編集人。
いまや、祭り人&ついに、踊り人にも・・・

タイトル・イラスト
はたのよしこ   FLAGS PLACE


File#22 無花果/いちぢく

cafe&bar&gallery 無花果/いちぢく
大阪市北区天神橋1丁目12-3 篠田ビル1F
TEL.06-6355-7626
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/5558/main.html
cow_girl@excite.co.jp
営業時間 平日12時〜 土日祝14時〜 閉店23時30分
月曜定休

“ひりこ”さんから、メールマガジン“イチヂク☆イチヂコ”“が届く。
あいかわらず、毎月最終金曜日の恒例の“なげせん”ライブやら、
展覧会などなど情報が満載。
毎週、何かしら展開されている。

ココは、限りなく続いていそうな天神橋筋商店街のアーケードが途切れた辺り、
ちょこっと路地を入ったところに佇む、ホント、知る人ぞ知るハコ!
最寄りは、南森町の駅。
たまに、JR天満駅から商店街を抜けてくると、なかなかたどり着けない。
ず〜っとお店が立ち並んでいるので、適当に気晴らししながら歩けるが、
結構な距離。
来る度に、変化するアーケード内のデコレーションが楽しい。
時節柄、七月は“七夕”=そういや、昨年は笹の葉と短冊が・・・!
お次は “天神祭”仕様になるんだろうか。

・・・そもそも、ココを知ったのは1年半前、昨年の1月だった。
アニメーション作品を作っている青木香さんが、
自身の個展の中で新作「御留守番」が出来上がり、
お披露目するという情報をいただいたので、初めてトコトコやって来た。
夜も遅い、しかも最終日の閉店も近い時間、
別件の用事の合間をぬって、HPよりプリントアウトした地図を片手に
何とかたどり着いた。
暗かったので外観はよくわからなかったのだが、
入るなり・・・お店に完全に一目惚れ!!! 
・・・しちゃった。
カワイ(可愛)すぎるっ。

木であつらえた、完璧に特注であろうデザインの椅子やテーブル、
そしてガラス張りのカウンターテーブル。
板張りの壁にいたるまで、とにかく“ハンドメイド”という文字が浮かぶ、
あったか〜いログハウス調な感じをかもしながら、
とおり一遍等じゃなく、かな〜りハイセンス!

ココの企画スタッフでもあるという青木さんご本人も居たので、
彼女の作品をモニターで見せてもらい、
初めて観る、彼女の作品にもまたまた感動しながら、
ココのたたずまいに興奮して、キョロキョロしていた。


※ 以下、HPより抜粋・転載

Kaori Aoki Presents.「御留守番」原画展 〜恐怖からの想像〜
2003年 1/14 (Tue) 〜26 (Sun)
ANIMATION 「御留守番」&
A REEL OF FILM 「A MISERABLE BOY」ビデオ上映

Kaori Aoki World
http://www008.upp.so-net.ne.jp/kaori_aoki_w/


とにかく、入るなりのそのはしゃぎっぷりに
ココのオーナーたる“ひりこ”さんは、おそらく、“なんや? このコ!”
と思ったに違いない。
今でこそ、和歌山からそんなにヒンパンに行けない割には、
す〜っかり“にわか常連”っぽく仲良くさせていただいているが、
最初の印象はあんまりヨイ感じではなかったと思う。

そう!  ココ“無花果”は、特に表だって広く宣伝したり、
雑誌の取材・・・などは、極力全て(!)お断りしてるそうだ。
催す企画目当てだったり、口コミでわざわざ訪ねて来る方、
そして常連さんたちをとってもとっても大事にしている空間。
外観はお洒落で、女子同士やカップルがふらっと立ち寄れそうなんだが
場所柄、偶然入ってくるってことが、それほどあるとは思えないので
集まってくるお客さんは、誰かとどこかで繋がっていたり、
アーティストやミュージシャン等々、何かを発している面々だったり、
何かしら“曲者”(?)っていう感じ?
来てしまったら最後、もうハマってしまっている。
お客さんが、じわじわ・・・と育っていく、という感がある。


※以下、2003年12月発行の“無花果無限大通信”より抜粋・転載

無花果はカフェとバーとギャラリーが1日中楽しんでもらえるお店です
ランチはやってないけど夜はほっこりスローフードをお出ししています
夜中に美味しいコーヒーが飲みたい! って思ったら
それは無花果日和にちがいありません
まっぴるまにお酒が飲みたい人もね(笑)



こうした“出逢い”の日に、これまた
@無花果の中には、色々な偶然や再会が詰まっていた。
そう、まさに・・・(!)
はじめてなのに懐かしい空間。

まず、ジブンの最重要(!)興味なところ
置いているフライヤー類をすかさずチェック。
ココは、かな〜り充実しているし、
ふだんジブンではゲットできないようなモノが集まっているので嬉しい。
なんでもかんでも、じゃない“無花果”色がはっきりとある。
PLANET+1 やら、縁りのあるモノが何点かあった。
すかさず、ジブンがいつも持ち歩いている種々のチラシたちを見せて
置いていただくようお願いすると
ひとつだけじゃないその数にたじろぐこともなく、
どうぞ、どうぞ〜と“ひりこ”さんは、快く受けて下さった。
・・・だけじゃなく(!)
へぇ〜っとそれらに大いに興味を持ち、さらなるお話が展開した。

“ハコ”に置いてある & ジブンが持っているフライヤーたちは、
重要なコミュニケーション・ツールだ。
フライヤーたちに、そのハコの懐がみえる。

タイムリミットもあるので、全く話し足り得ない中、
ジブンはいつも、プレゼンテーションしに来るのか? と思えるほど、
いつもココに来る時は、フライヤーたちをかき集め
持ってきたモノの説明をひととおりすることで
終わってしまっていることが多い。

先日行った際にも、和歌山情報=西本ビルのことやら
GW明けより開いた(以前、紹介した) バグース のことやら
ちょうど今は、我ながらかなり熱心に関わり、広報および事務局メンバーでもある、
7月25日に開催される“第1回紀州よさこい祭り”の話題をふりまいてきた。
そうするとまた、意外にも来ていたお客さんからも
“よさこい”についてリアクションがあったりして、
こういった予期せぬ展開が、なかなか楽しい♪

嗚呼、こういう空間が近くにあれば、
オモシロイ話が限りなくどんどん展開していって
日々、入り浸り状態になってしまうことは間違いなさそう・・・
そうはできないのが、実はちょっと幸いで
いつも後ろ髪ひかれるくらいが、ちょうどヨイのかも(?)


#ひとつの偶然

無花果は、お店の中にバンジョーや、アコーディオンが置いてある。
かな〜り(!)音楽通なハコ。
お店で流れる音楽も、物販として並ぶCDも、ヒトクセある。
その中、“パスカルズ”という、15人編成の知人(友人の旦那さん)が参加する
バンドのことで、まず話に花が咲いた。
このバンド、ほとんど関西ではお目にかかれないのだ。
“ひりこ”さんは、こちらのバン・マスさんとお知り合いだそうだ。


#ふたつめの偶然

棚に並んでいる中、見つけたビデオ・・・
横田丈実監督 映画「赤木カルタさんの夢」(1997/55分)
ジブンもスタッフ・クレジットされている。
今から10年前、大阪・森ノ宮にあるプラネット・ステーションの企画から始まり、
制作された作品!
1994年の1年だけ、映像企画のプロデューサーを担当し、
今でこそ有名になった“プラネット映画祭”が始まるきっかけとなる
インディペンデント映画祭(インディペンデント・フィルム・フィースト)
を催し、公募でスタッフ希望者が集まって作り始めた
ジブンにとっても感慨深い記念すべき作品だ。
2〜3年経って完成後、奈良在住の横田氏の一連の作品を含めた上映会を
当時住んでいた東京の友人のギャラリー(国分寺・百町森)で企画した。
VTRのパッケージには、ココで初めて巡りあった!

・・・そういったコトがおもしろいくらい重なった。

かれこれ10年来のつきあいであるアニメーション作家で
animation soup をはじめたヨシムラエリさんも
ココの常連さんだった。
彼女も「赤木カルタさんの夢」のアニメーション・パートを制作している。

そんなこんなで、@無花果とは、急接近。



パスカルズ
http://pascals1.hp.infoseek.co.jp/

メンバー
ロケット・マツ アコーデオン,ピアニカ,他
斉藤哲也 アコーデオン,ピアニカ,他
あかね トイピアノ,他
松井亜由美(ベツニナンモ・クレヅマー・オーケストラ) バイオリン
うつお バイオリン,リコーダー
大竹サラ バイオリン,リコーダー
クリスチィヌ バイオリン
金井太郎 ギター
知久寿焼(たま) ウクレレ
原さとし バンジョー
坂本弘道(COTUCOTU) チェロ
三木黄太(COTUCOTU) チェロ
永畑風人 トランペット
石川浩司(たま) パーカッション
横澤龍太郎(Ring Links) ドラム


SPACE2410/西本ビル保存活用の会
http://www.nishimoto-jp.com

バグース
http://www.wakanoura.com/bagus/

紀州よさこい祭り 公式WEB
http://www.kishu-yosakoi.jp

平成16年7月25日(日)
和歌山城競演場
西の丸広場 特設ステージ 17:50〜22:10
けやき大通り 地方車パレード 18:10〜21:00
片男波演舞会場 12:10〜15:30
サンピア演舞会場  10:00〜13:20

“無花果”看板&玄関あたり
看板・裏面“よってけ”〜
木造りの壁面
青木香さん企画「仮想どうぶつえん〜コンテストギャラリー〜」公募 「往復年賀状」展&「賀正展〜申の巻」フライヤー
「往復年賀状」展2003.11/4〜11/16
はたのよしこ作品展2004.1/13〜18入口すぐ右手ロビー(?)コーナー
初日、開店間もなく・・・
ヒロさん登場!カウンターにて
ガラス張りテーブルの中に作品たち。それぞれショートストーリーが。
スタッフ・“群時”さん黒板に“ひりこ”さん手書きのフード・メニュー
“flows”追加納品&数々のちらしに見入る“ひりこ”さんイチヂク・チョコレート&ビターなアイス・コーヒーを
たまたま来ていた “Fun Cafe” のとしひささん “NAH!!-日常の中で、頭の中で、HAPPY TIMES!!-”発行のヨシダサキさん
お食事中・・・ “ウタカタ”の面々左手・イノウエミユキ嬢は同郷!
「フリペ天国2」開催中
ご自由にどうぞ〜コーナー“flows”最新特別号〜2004.1.17“阪神大震災復興コンサート in 和歌山〜 パンフレットを
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