
| 日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物 |
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Dance Video Salonダンス・ビデオサロン
【第1回】地域のダンス
1日目は、「コミュニケーション」を切り口に、劇場ダンスのルーツから現在のコンテンポラリー・ダンスまでの流れを駆け足で押さえ、その上で地域の取り組みを紹介します。
ポイントは、踊る人と見る人がリズムをともにし一体感を生み出していたルーツを離れ、ダンスがなぜ個人の思想や個性の表現となったのか。その過程で整えられた劇場の内外で、コミュニケーションのあり方はどのように変わり、現在のダンサーたちはどんな取り組みをしているのかといったあたりとなります。
具体的には、これぞダンスの原点!と言いたくなるような、踊る人見る人総入れ替わりの舞踏会。同じステップを踏む集団の中で、磁石のようにあっちこっちで引き合ったり反発しあったりしていた人々が、個人の踊りを始めるドラマチックな瞬間。そういった場面を含むメタ・ダンスとして興味深いだけでなく、舞台芸術としても傑作に数えられる作品を、まずはご覧いただきます。有名だけど日本では目にする機会のなかった作品は、たとえ映像でも、一粒で3 度おいしいはず。
そうしてダンスのコミュニケーションの変遷を押さえた上で、今いる場所で様々なコミュニケーション手段を工夫しているコンテンポラリー・ダンス作品を、地域からいくつかピックアップします。さらに今回は、最もラディカルなコミュニケーション装置を生み出し続けている作家の一人、山下残さんをゲストにお招きします。観客に100頁もある「テクスト」を手渡して上演された『そこに書いてある』をはじめとする、言葉をめぐる伝説の三部作や、振付けの不可能性に挑戦して新たな境地を切り開いた最新作まで。作り手の視点も交えて、蔵出し映像を見せていただきますので、この機会に、映像を見ながら頭の中に浮かんでくる「なんで?」「どんな風に?」というはてなマークを、その場でどんどんぶつけてみてください。
山下残さんの活動については、 09号のインタビュー記事をご参照ください。
【第2回】古今東西のダンス
例えば自宅最寄りの駅から乗った電車で近所のおじさんと乗り合わせた時に、「これからどこへ?」と訊かれて「ダンス公演を観に」と応えると、ちょっと会話に違和感が生じる。ダンス公演…、劇場へ行かないと見られないし、バレエじゃなくたって映画よりも値が張る、限られた人たちの趣味の世界?
でも私自身は、今も昔もさまざまな場所で、さまざまな状況下で踊られてきたダンスが好きだから、ちょっと話題を昔のダンスホールの方へ振ると、阪神間で育った中高年の人たちは、けっこう食いついてくる。ある年齢層の女子ならば、ピンクレディーの振りを今でもそらで歌って踊れたりするように、誰もがひとつふたつダンスに関する思い出があるものです。
そんな小さな思い出をつなげていくように、ダンスへの敷居をぐぐっと下げるためのセレクションを展開したいと思います。人を巻き込んでいくようなダンス、見ているうちに自分の中にあるリズムを感じさせてくれるようなダンス。それは舞台に通いつめるダンス通にとっても、アーティストにとっても、ダンサーの卵にとっても、さわやかな風になってくれるんじゃないかと思うので。そこからダンスの喜びをいま一度思い出し、ダンスへの様々なアプローチを感じ、‘自分にとってのダンス’がどのようなものなのかをとらえ直してもらうためのセレクションを目指したいと思っています。
具体的な上映内容をちょっとだけお知らせすると、タップダンスやブレイクダンスなど、輪になって交互に踊るコミュニケーション系。ヒップホップなどのバトル系。ハーメルンの笛吹きのような、人に伝播してつられて踊っちゃうタイプ。ド素人でデタラメなのに輝いているダンス。舞台上のみんなの気持ちがひとつになっちゃってるコンテンポラリー・ダンス。何百人が一斉に踏むタップダンス。ミリオン・セラーのプロモーションビデオなどなど、coming more…。この機会に素敵ダンス映像をかき集めましたので、どうぞご期待ください。
日時と場所:
第1回【地域ダンスセレクション】5月4日(金)16:00〜 京都芸術センター大広間
第2回【古今東西ダンスセレクション】5月6日(日)16:00〜 京都芸術センター大広間
予約不要、入場無料です。途中入退出も可。飲食自由となっております。お気軽にお立ち寄りください。
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