
| 日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物 |
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《京都の暑い夏 Hot Summer in Kyoto》体験レポート Vol.4
レポーター:宮北裕美
写真:秋田祥
ダンスメソッドA-1 4月24日(月)〜4月27日(木) 17:00〜19:00 全4回
[概要] 身体の構造に基づきフロアーから始め、スタンディング、ジャンプへと段階を踏んでリズミカルに進行していきます。緻密な振付を、ダンサー自身の解釈や講師の指示により変容させていきます。
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ミエ・コカンポー (フランス/パリ)豊富なダンス経験に基づく確かなテクニックと音楽的資質に恵まれ、大胆かつ女性らしい繊細な振付が魅力。'89年、ジュリアード音楽院を経て、ダニエル・ラリューのカンパニーなどで活動。フィリップ・ドゥクフレのカンパニーでは定期的にレッスンを提供している。'98年には自身のカンパニー"K.622"を設立。秋吉国際芸術村でのレジデンス及び、名古屋、横浜など日本での公演・ワークショップの活動を積極的に行っている。'02年、フランス政府派遣アーティストとして関西日仏交流会館Villa九条山に長期滞在。(提供:京都の暑い夏/photo: SANDRA PIRETTI)
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ミエさんのクラスはビギナークラスも含めて、1床に寝転がるワークから始まり、2テクニカルエクササイズ、3振付フレーズを学ぶ、という構成でした。今回の体験レポートでは、ミエさんの言葉によるナビゲートが印象的だった最初のフロアーワークの様子をお伝えします。
「お尻の面積を感じる?」「息を吸う時のおへそと腰の関係ってどうなってるのかな?」「右肩と左肩は床から同じ高さかな?」「小さい風船をふくらます、大きい風船をふくらます、香水の香りを吸う、呼吸はどう変わるかな?」
ミエさんの声はなんだか呪文のように体に伝わってきて、ワークショップ3日目ともなってくると、眠りについてしまいそう、ヤバイヤバイ。けれどもそれは、ずっと寝転がった状態で動いていると自分の体に集中しがちになる意識を、的確にナビゲートしてゆきます。
「右の方へ体を回せますか?」「2つのひざと2つの肩が右にいく」「ひざやかかとを使ってみよう」「色々な体の発見、柔らかい体やとぎれる体」「右のプロ!になったら、今度は左をやってみよう」
おかげで、時々周りが次の動きに移っていることに気づいて焦ったりしながらも、体の自然な状態をじっくり探してゆくことができました。
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ごろごろ
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そうこうするうちに、フロアーワークの動きはだんだん大きくなってゆき、スタンディングワークに移る体の準備が整ってきます。床に寝転がりごろごろすること40分。自分の体にゆったりと向き合えるようになった頃に、重力に任せていた肢体を起こし四つん這いの姿勢になりました。右手、左手、右膝、左膝の4点に体重が乗っかっていることをしばし確認。右手だけを床から離して、体の変化を確かめる。左手だけ離す、右足だけ離す、左足だけ離すという具合にひとつひとつ確かめる。今度は右手と左足を離す方法と、左手を離す方法をやってみる。これはまだまだ安定感があって楽勝楽勝。最後は右手右足を両方床から持ち上げる。全体重は左手と左足だけにかかり、体は左に移動する。
こんな単純なことを時間をかけてやってみる。すると、いつも無意識にやっている動作が意識されて、体の感度が高まり、ダンサーの表現手段である身体がより応用の利くツールになってゆきます。地道な作業だけれど、表現の幅を広げる方法としては大切なプロセスだと思いました。
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